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顕正教祖伝と宣言して発表する教祖伝は、一言で言えば「谷底せり上げ のみち」である。 谷底とは、どん底より下である。資産なし、財産ゼロがどん底である。谷 底の境遇とは、身を粉にして働いて、腹一杯喰べて、暖かく衣服を着て、お 金を持っても、どん底の人にもさげすまれる境遇を言うのである。そしてせ り上げとは、迫り上げであって、競り上げではないのである。迫り上げとは、 芝居で舞台に穴があいて、主役が、気が付いたらおどり出ていて、皆の目 の前で見事な姿を見せるのを言うのである。人と競争し争って上に立つの ではない。 そしてみちとは、一つは、代々の天皇が即位の時に仏説の転輪王を理想 的人間像と捉えて、その人になり切ると誓って、輪王灌頂という儀式を行な った。その目標の転輪王になれるみち(方法)として、教祖が教えた、かん ろだいつとめの理論のことであります。そして、もう一つのみちとは、教祖 が実践して践み固めた、人々が通ることが出来る、誰でも通れるみち(手 本)を言うのである。 谷底の境遇から、理想と仰がれる生き方に、変れる理論(つとめ)と実践 の手本(ひながた)である。 教祖のひながたは万人のひながたなのである。教祖に背いた山澤良治 郎が作った泥海古記、そして今まで神道天理教の本部員たちが説いて来 た。1、誰よりも尊い魂の因縁で産まれ、2、この世界の唯一の尊い場所 で、3、二度とない尊い時旬に生れた人の生涯が手本であるという教祖伝 では、誰も、何処の人も、これからどんな時代の人も、通れる筈がない手本 を示した事になる。 これから始まる教祖伝は、何処でも、何人でも、何時でも最高の喜びを持 って生きられるみちの理論であるつとめを教え、通って見せた手本・ひなが たを納得出来るように談じ合う場、毎回質疑応答の時を持つ。 教祖伝講義の冒頭の、この言葉だけでも驚いたが、教祖がお道を始めた 庄屋敷村の地誌を角川の地名辞典によって紹介されて背筋が寒くなるよう なショックを受けた。 〔近世〕庄屋敷村 江戸期〜明治十年の村名。山辺郡のうち。もとは三島 村のうちで、慶安二年年貢免状に「三島之内庄屋敷村」とあり、「寛文郷 帳」には当村名は見えないが、「元禄郷帳」では独立した村として村高が付 されており、江戸前期に三島村から分村して成立した。ただし「元禄郷帳」 では三島村枝郷と注記されている。(中略)天保九年、当地で中山みき女 が天理教を立教した。明治十年三島村の一部となる。(櫟本分署跡参考館 発行、教祖伝資料集、発行番号七二八号) 続いて、中山正善著『六十年の道草』の一節が紹介された。〔櫟本分署 跡参考館発行、教祖伝資料集一〜六号(立教一四六年十月二十六日発 行)参照〕 中山正善二代真柱は、シャカに始まって、中山みきが完成した「人は、た すけ一条の心と行いによって尊し」という、谷底迫り上げの教えのすばらし さを理解させようとしているのである。 教祖が谷底から迫り上がったひながたを明らかに示さなくては教祖伝の 意味がないのである。 奈良県や天理市は、古い都があった土地柄か、住民の中に差別観が色 濃く残っているのです。そして、その差別観が人々のたすけ合いを妨げる のである。 奈良県や天理市の将来を考える人たち、特に教育関係者は、教祖が警 察を通じて、世界に向って宣言した「天皇も人間、我々百姓も同じ魂」と、 天皇制軍国主義を国を挙げて強化していた時、明治十九年に明らかにした 事実を、奈良県や天理市の誇りにして世界に教育したいのである。 ところが肝腎の天理教教会本部の教育が、「一にくにとこたちのみこと、 二におもたりのみこと、・・・・十にいざなみのみこと」天皇の先祖たちの名 前を並べて、天理王命という超自然的支配神であると教える、天皇制軍国 主義を未だに教え、天皇制軍国主義に合わせた明治教典。又、キリスト教 徒のマッカーサー司令部に合わせて、前編が一神教、後編が古いインドの 迷信輪廻転生を取り入れて作って、支配者に服従することを教えている『天 理教教典』を廃止せずに、未だに教会本部の教科書としている事実に教育 界は困っているのである。 天皇や天皇の先祖を神とする考え方は「人は生れを以って尊しとなす」差 別思想なのである。 「谷底迫り上げのみち」として世の尊敬を受けた教祖の道が、「世のさげ すみを受ける道」差別思想になり下がってしまったのである。 今は、お道の最高指導者と誰もが言っている真柱が、「つとめは、第一義 はぢば・かんろだいを囲んで勤めるかぐら勤めを指しますが、その理を頂い て、国々所々の教会でも月々のおつとめを勤めるのであります。」と繰返し て号令をしている時である。 真柱と教祖の教えを復元しようとする信仰者の間を隔てている、神道系 の「人は生れによって尊し」とする差別的な本部員、中間教会長たちを超え て、教祖の教えを理解し実践しようではありませんか!
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