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「谷底せり上げの道」を、かんろだいつとめで教えて、実践して、誰でも通れ ると、見せた事である 教祖の偉大さは「谷底せり上げの道」を、かんろだいつとめで教えて、実践 して、誰でも通れると、ひながたを見せた事である。ほん何でもない百 姓家の女が通って見せた、唯一でありながら、万人が通れるひながたな のである。 何時でも、何処でも、誰でも通れるひながたなのである。 しかるに、本部は立教の三大因縁などと称して、これからの地球上では、 絶対にあり得ない、尊い時と所と人を掲げて、それに近き吾と浅薄な優越 感を充たしているのである。この話は記紀の国生み神話の焼直しなのであ る。 天皇の先祖の神々が国土と人を生み出したのであるから世界を支配して 当然という八紘一宇の根拠を一生懸命主張しているのである。天皇制軍国 主義へのへつらい教学である。 他にはない尊い時、尊い所、尊い人を、世界たすけの始まりのひながた にしてしまったが故に、誰もが実践できないひながたになってしまったので ある。 誰に対しても劣等感を強いる、尊い時、所、魂ということになったので、 人々に拒絶されるのである。 聖書が、神が六日にしてこの世・人間を創造したと述べ、処女にしてイエ スを生んだ聖母を語る事が、今の、または将来の若者に事実として信じら れるか、否かを考えて見ればわかることである。 昔から語られた続けてきた神話であるから信ずる人も居るが、今、作って 話し始めたのでは、知識ある人には拒否されるのである。明治から敗戦ま で人の心と行動を拘束して不幸に陥れる思想の根拠になった神話も、戦 後、神話の中心に位置していたと称し、また思われていた天皇が架空なる 観念と宣言した戦後社会に育った若者が、天皇制軍国主義の神話の焼直 しなど、身心の規範として受け入れる筈もない。 戦前戦後を通じて立教以来、人の悩みを解き、病を癒し、事情を治めて来 たのは、つとめの理であって、イザナギ、イザナミの神話などではない。ま して偽りに満ちた教祖像を宣伝することでこの道が信頼されたのではな い。 施しが嘘とわかった時、神名流しが嘘と知れた時、尊い日本の庄屋敷村 と押付けられていた外国人が、地名辞典で三島村の枝村であったと知った 時、どんな思いをするか、嘘を語る事に狎れた者には想像も付くまい。 偽りが拒絶された姿が、修養科生の激減であり、教会本部の教育機関と しての退廃の現状である。今や『天理教教典』や『稿本天理教教祖伝』の 引用などしている神殿講話の信用まで地に堕ちたのである。 偽りを作り教えた人たちの名誉を守るために、教祖の「この世治める真実 の道」を隠蔽しているのである。 先祖が教祖を陥れた事は時効になっても、偽りを続けることは、世界中の 生物に対して、現在も陽気づくめへの成人を妨げている、人類最大の犯罪 である。
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